戦略構造のこれから

戦略の構造を以下に記載します。
MECEになるよう分解しています。


コンテンツ:戦略意思決定の中身そのものを検討
プランニング:どのように戦略計画を立てるべきか
       という策定プロセスに注目
市場戦略:企業が市場で行う戦略活動を網羅
非市場戦略:企業が政府部門・NGO・市民社会など
      
非市場(非営利)セクターに働きかけて
      自社の競争を有利に進める戦略
競争戦略:特定の事業ドメインで企業がライバルに
     勝つための行動
企業戦略:競争戦略を虫の目とすると鳥の目
     どのドメインで戦うか
     複数の市場で戦うか
     多角化・垂直統合、M&A、提携戦略
     など含みます

今回注目したい戦略は、非市場戦略になります。
ESGやSDGsなど取り入れた戦略を策定することを
お勧めします。
非市場戦略から顧客になる場合のメリットを
以下に記載します。
1)必ずしも低価格である必要がない
 企業理念や商品のストーリーを理解しているため
 相応の対価を支払うべきと考える顧客が顧客となり
 価格競争に巻き込まれにくくなる
2)顧客が信奉者(伝道者)となり、経営基盤が安定する
 企業側もミッションステートとの親和性が高いため
 無理なく運営することが可能となります。

環境に配慮した製品を提供するpatagonia、
グラミン銀行などが挙げられます。

『マイケル・ポーターの競争戦略』(2012,マイケル・ポーター)
『戦略サファリ』(2012,ヘンリー ミンツバーグ)
『アンゾフ戦略経営論』(2015,H.イゴール・アンゾフ)
『ゼロからつくるビジネスモデル』(2019,井上達彦)
『世界標準の経営理論』(2019,入山章栄)
『マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術』(2004,ジーン・ゼラズニー )