アフターコロナ個人戦略

コロナ禍によりDXが浸透しつつある昨今、
今後のトレンドを見越した個人戦略について
考察します。

[今後のトレンド]

・より一層、DXが伸長する
 アプリケーションの利便性向上により
 働き方など、より柔軟になる
 オンラインに主戦場になる
・半面、対面の機会の重要性が高まる
 リモートワークなどにより、対面の機会が
 激減しているため、対面の価値が大幅に向上する
 オフラインが主戦場になる

 →シリコンバレーなどスタートアップが地理的に
  集積していることからも、対面は重要であると
  考えられます。

<個人戦略>
・主戦場を選択する
 オンラインを選択した場合は、ITを活用した
 ITならではのサービスを提供する。
 オフラインを選択した場合は、頻繁に顧客訪問し
 課題抽出と課題解決に努める。
 全体としてオンラインが主戦場となるトレンドの
 中で、オフラインを主戦場に選択する方が良い戦略
 となる場合があると考えられます。

ギバーになる
 ※あらゆる階層の方が該当します
 会社員である場合、マネジメント層はリモートでの
 チームビルディングに苦労しており、ギバーとして
 振舞うことができるメンバーがいると助かります。
 営業やコンサルタントであれば、使い古された感は
 ありますが、「求めるより与えよ」となります。
 ここで、1点注意があります。
 ”テイカーに利用されるだけになるな”
 ということです。

【説明】
人の振る舞いは、3つのパターンに分類されます。
A)ギバー
 貰うよりも与えることが多いことも厭わない。
B)マッチャー
 貰うことと与えることのバランスをとる。
 何かをしてもらった場合、お返しをしないと
 感じる方が該当します。
C)テイカー
 貰える限り、貰おうとする。

普段はギバーであっても、仕事ではマッチャーとして
振舞うこともあります。
全体としてはマッチャーが多く、ギバーとテイカーが
少数派となっています。
一般的にテイカーが社会的成功を成し遂げていると
思われがちですが、圧倒的成功を収めている人は
ギバーであることが判明しています。
多数派であるマッチャーが応援するためです。
一方でテイカーが成功を収めるとマッチャーは
罰を与えたいと考えるため、数回限定の取引で成功を
収めることが出来たとしても、連続して成功を
得られません。
以上より、ギバーとして振舞うことで
→・少数派で目立つ
 ・マッチャーからの応援が得られる
 →長期的に成功を収めることが可能
となります。

ただし、注意でも記載したようにギバーは、成功とは
ほど遠い位置にいるのもギバーであるため、戦略的に
ギバーとしての振る舞いを行う必要があります。

『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(2014,アダム・グラント)