OODAループ

PDCAと似ているなぁと感じるかもしれません。
使用方法が全く違います。
それぞれ活用する場面を以下に記載します。
・PDCAサイクル

 決まり切ったことに対するプロセスに有効。
 来週までに何台生産することに対して
 実施するサイクル。
 経営計画から実施する際には往々にして
 機能しないことがあります。

・OODAループ

 不確実性のある事象に対して有効。
 臨機応変に対応することが可能。

OODAループを成功に導く4つの属性
◆相互信頼
 一体感、結束力
◆皮膚感覚
 複雑で潜在的に混沌とした状況に対する
 直感的な感覚
◆リーダーシップ契約
 現場の主導性を高めるミッション
◆焦点と方向性
 オペレーションを完遂するためのぶれない軸

【OODAループを機能焦るための最重要項目】
人間の性質に根ざした高潔で魅力に満ちたビジョン
それによりまだ参加していない者を惹きつけ、
支持者の精神力を高めることができます。
統合された概念は、有無を言わせぬ説得力を伴うため
集合体や有機的全体を質的に進化させる触媒や
標識として機能します。

◆経営戦略ですべきこと
・顧客に焦点を当て続ける
・チームに対して継続的なオプションを提供する
・複数のオプション間の迅速な切り替えを可能にする
・あらゆる階層で自発的行動を促進する
 指示待ちではなく、実行/意思疎通の
 マインドセットを持つ
・想定する未来を実現するための努力を調整する

Amazonは、地球上で最もお客様を大事にする企業で
あることを目指し、様々な施策を実行しています。
Amazon Goはレジレスコンビニですが、
ユーザーに負担をかけることなく、極上の体験を
提供しています。(日本の某コンビニとは大違いです)

ビジョンを定め、OODAループを高速で回すことが
できる組織の構築が重要であると考えます。

『OODA LOOP』(2019,チェット・リチャーズ)
『リーンスタートアップ』(2012,エリック・リース)