ビジネスを育てる

ビジネスを育てる上で実践することや注意する
ことを記載します。

・「見る」「行動する」「ビジネスする」
 創業アイデアは、ある特定の職業にのめり
 込んだり、趣味が高じたり、あるいは何か
 他の目的を追求していく中で生まれる
 (追求しないまでも、自分自身が日々の生活で著しく不便に思うことも)
 →新製品や新サービスあるいは、既存の製品やサービスに変化を加える

・隗より始めよ(MVP)
 まずは、始めなければならない
 そして、小さく始めることが重要
 ビジネスは人柄の試金石になる

・実行あるのみ
 アイデア・情報・創造性も大事だが
 実行することでしかビジネスの問題は解決
 しないと心得る

・最初は、自前主義
 小さく始めることにも通じるが、
 まずは自前主義で始めよう
 やり方を知ることでアウトソースの
 相場感も分かるようになる

・常に問題を抱えていると心がけよう
 問題があるからこそ、チャンスがある
 問題は、チャンスが姿を変えているだけ
 ビジネスに常識はなく、蓋然性が高いとは
 言い難いため、自分の頭で考え抜くことが肝要

・商売のセンスを磨き続けよう
 ◇粘り強さ
  成功は一所懸命努力することしか得られない
 ◇事実に向き合う
  都合の悪い事実を歪曲しない
 ◇リスクマネジメント
  リスクを最小に
 ◇現場主義
  現場から学び続ける
 ◇観察
  人が何を行い、何を行わないか
  何に惹かれ、何に反発するのか
 ◇数字に強くなる
  入ってくるお金と出ていくお金を把握
  ビジネスを動かすガソリンは、お金が
  入ってくる前に出ていく
  利益はビジネスを行うための必要なコストで
  あり、成長するために利益は必要
  自身の業界の法則を押さえつつ、自社の数字
  を把握する

・3つの重要な経済変化を意識する
 1.製品・サービスは、
  ますます品質と情報が求められる
  特に(ストーリーも含む)情報が重要
 2.これまで以上にユニークさが求められる
 3.消費者マインドの変化(受け身から要求)

・注意事項
 1.ビジネスを2つ始めない
 2.アイデアは1つで十分
 3.リピートとOKラインを引き上げる
  →模倣困難性が高められる
 4.エコシステムが成り立っているものについて
  は、課題解決のインパクトが大きく上回ら
  ない限り、やるべきではない
 5.仕事はダブルチェック
  徹頭徹尾、自分で責任を持って、疑問に
  思ったら、顧客でも誰でも素直に尋ねよう
 6.失敗は、会社を改善するチャンス
 7.採用こそがあらゆるビジネスでの最重要活動

・チェック項目
 1.低コスト体質になる
 2.自分を知ろう
  →ポジションや能力を把握することで成長の
   段階を踏む
 3.ビジネスプランには、セーフガードを!
 4.ビジネスプラン(※)を作成し、俯瞰してみよう
 5.必要になる前に手をうつ
  借りられる時に借りておく
  無借金形成を貫くのもいいが、借入を実施し
  信用をつけることも大切

※ ビジネスプランの記載内容
1.サマリ
2.ビジネスの性質
 より広い業界の中での自社の位置付け
 製品・サービスのコンタクトポイント
 顧客の認知方法
3.製品・サービスのタイプ
4.マーケティングプラン
5.競合分析
6.経営陣
7.財務計画
 計画通りに進むことは稀だとしても、基準と
 なる計画が必要

『ビジネスを育てる』(2024,ポール・ホーケン)
『Serendipity』(2022,クリスチャン・ブッシュ)
『エッセンシャル思考』(2014,グレッグ・マキューン)
『イシューからはじめよ』(2010,安宅和人)