デジタルディスラプトやディスラプターという
言葉を聞くようになりました。
古くはナップスターであったり、ウーバーや
Airbnbやテスラなどが挙げられます。
自社業界の動向で注意しなければいけないのは
こうしたディスラプターではなく、
ディスラプションになります。
既存の音楽業界を例に挙げると
音楽をCDではなく、ダウンロードすることを
始めたナップスターが廃業になり、
めでたしめでたしというわけではないのです。
業界のルールが変わってしまい、
新ルールにいち早く適合したAppleが覇権を握る
ことになったように一度始まった流れを戻す
ことはできないからです。
そうした上でディスラプターのビジネスモデル
を説明しますので、活用してください。
[1] コストバリュー
・無料/超低価格
フリーミアム
・購入者集約
人や時間に対してコストを分散
・価格透明性
価格を比較し、実現
・リバースオークション
逆オークション形式の販売
・従量課金制
サブスクリプションサービス
[2] エクスペリエンスバリュー
・カスタマーエンパワメント
中間業者を排除し、DIY
・カスタマイズ
パーソナライズする
・即時的な満足感
付加価値をリアルもしくはデバイスで届ける
・摩擦軽減
単純化、効率向上、情報の集約
・自動化
解析や低コスト労働力によるプロセス自動化
[3] プラットフォームバリュー
・エコシステム
標準化された道具や基盤を提供し
他社が独自に価値を創出できるようにする
・クラウドソーシング
参画者たちのエコシステムから提供を受ける
・コミュニティ
口コミのコンテンツ
・デジタル・マーケットプレイス
共有型経済とP2Pの力学
・データオーケストレーター
IOT
『対デジタル・ディスラプター戦略』(2017,マイケル・ウェイド、ジェフ・ルークス他)