オーソドックスな経営戦略立案方法

外部環境の調査や自社の強み/弱みなど現状を把握することから始める

[ コトラーのPEST分析 ]

Politics   : 法律改正/政権交代/外交など

Economics  : 景気動向/失業率など

Society    : 文化/人口動態/教育/世間の関心など

Technology : 新技術の完成/新技術への投資など

[ ポーターの5フォース分析 ]

[ 3C ]

   

顧客 / 競合 / 自社 の順番で抽出し、外部環境の市場と競合の分析から

KFSを見つけ出し、自社の戦略立案に活かす

PEST分析や5フォース分析および3Cを基にSWOT分析に落とし込む

[ SWOT分析 ]

 

[ STP ]

Segmentation :市場の細分化

Targeting  :市場の絞り込み

Positioning :自社の立ち位置

[ 4P ]

       

3Cで発見したKFSを満たすようにSTPや4Pを考慮しながら

クロスSWOT or ポーターの3つの基本戦略 or アンゾフの成長戦略

マトリックスから最適な経営戦略を導き出す

[ クロスSWOT ]

 S×O=「強みと機会を最大限に活用してなにができるか」

 S×T=「強みを活かして脅威をどのように克服できるか」

 W×O=「弱みの影響で機会を逃さないためになにができるか」

 W×T=「弱みと脅威が重なったとき、どのように危機回避できるか」

活かしきれていないS×Oがないかを中心に強みを活かすビジネスモデル

が構築できないか検討する

[ ポーターの3つの基本戦略 ]

コストリーダシップ戦略よりは、差別化あるいは差別化集中で

ビジネスモデルが構築できないか検討する

[ アンゾフの成長戦略マトリックス ]

  

市場開拓をメインにビジネスモデルが構築できないか検討する

メリットのメリットを深耕することが必要になる

ex)自動車の〇〇という部品が作れます ではなく

 〇〇という金属をXXの精度で□□できる ことから

 市場を見つけ出す

 

以上がオーソドックスな経営戦略立案方法の説明になります。

とはいえ、代替製品の脅威を抽出することや外部環境で自社の

ビジネスに関連する内容を抽出することが難しく、結果として

導き出される戦略も恣意的な一面があることを否めません。

しかし、ステークホルダーから合意を得るためのツールとして

有効であるため、限界を知りつつ活用してください。