新ビジネスのはじめ方

新たにビジネスをはじめる方にどのようにするべきか
考えます。
考えを整理するにあたり使用するツールは、
STPになります。
STPとは、以下のものになります。

Segmentation:ニーズに基づき、グルーピング
Targeting:標的となる顧客グループを選別
Positioning:差別的優位性を基に規定

とはいえ、いきなり始めるのも難しいため、
前段の準備を行います。
はじめようとするビジネスは、
自分自身の課題か得意なことに立脚しているか?
ここがはっきりしていないとSTPの結果も曖昧になります。
何の準備もしないで山登りするようなものです。

ペルソナマーケティングや1 To 1マーケティングにも
繋がります。

前段の準備ができることで、セグメンテーションが
明確になります。
学生をターゲットにしない限り、年齢+性別程度の
セグメンテーションにはならないはずです。
また、ポジショニングについても自分自身の課題から
開始した場合、課題解決を提供する独自のポジション
になります。
イシューからはじめよだとか課題ドリブンだとかと
いったことが言われる所以です。
Sが間違っていたら、存在しないTを選定しても
ビジネスがうまくいくわけがありません。
吸引力よりも静音性を重視した掃除機がそれに当たる
のではないかと考えられます。

例えば、私の趣味はサーフィンです。
自分自身の課題からスタートした場合の
事業計画を立ててみます。
まず、帰りの時間が中途半端で店が開いていないことを課題とします。
日の出近くに入って1Rで終わる場合、
田原市で9~11時で食事をする場所がない。
食事処を開業することにします

ますは、Segmentation
週末だけ入る層 / 平日だけ入る層 / 祝日に入る層
今回、両方とも入る人は考慮しません。
それは想定として、平日のみの営業か休日のみの営業
にフォーカスを当てようと考えているためです。
また、性別や年代も分けません。
運動をして、お腹が減っている人なので余程臭いの
キツイ食事でなければ問題ないと判断したためです。
人数だけでしたら、波情報のアプリでざっと人数など
分かりますし、現地に赴いて駐車されている車の台数
を調べることで大まかな数字は把握できるはずです。
あとは、地元か名古屋方面か静岡方面から訪れる層かを加えます。

次にTargeting
週末だけ入る層に絞り込みます。理由としては
数の多さに加えて、副業の位置付けでまずは、
小さく始めるためです。
また、名古屋・静岡方面から来る方に絞り込みます。
リーンスタートアップのMVP(Minimum Viable Product)という考えに則っています。

最後にPositioning
立地:国道42号線沿いの北側の青枠内
帰りに入りやすく、名古屋・静岡方面のどちらも通る

営業時間:8時から14時
メニュー:うどん(500円)、カレーライス(700円)、
     豚丼(800円)
季節によって、冷たいうどんを提供したり、
創作うどんでマンネリ感を解消する見込み。
趣味で定期的に訪れる客層であるため、お手頃感が感じられる価格にする。
ただし、名古屋近辺からくることもあるため、低価格
にしなくてもよいと考えます。
素通りされることがないように回転灯などで営業中を
アピールするとともに駐車場を多めに確保。2人席と
4人席がアレンジしやすく、カウンター席を設ける。
また、他の店がやっていない時間帯に開業している
ことをアピールする必要があります。
そこで、回転灯を使用します。
(愛知県が売上全国1位)
回転灯もサーファーに訴求するように灯台を模した
ようにしたりするなどの工夫を凝らします。
食材についても、渥美半島で調達することで究極の
目標としてはローカルフードになることを目標と
します。

開業後の見通しとしては、
顧客から話を聞くことで早朝のテイクアウトや
営業時間の伸長などが考えられます。
他にも色々と5ForceやPEST分析や4Pなど
ありますが、出発点が自分自身の課題に
なっていれば、もれなく検討できるはずです。