経営戦略立案フレームワーク BASiCS

経営戦略フレームワークBASiCSを説明します。

利用する利点は、フレームワークを用いて

経営戦略の方向性を見いだせやすくなります。

Battlefield:戦場

Asset:独自資源

Strength:強み

Customer:顧客

Selling Message:売り文句

もう少し具体的に何を検討するべきか、
小売り店(精肉)を例に
考えてみます。

【B】

リアルとバーチャルそれぞれの位置づけを明確にします。

バーチャルを通販で活用するのか、
コミュニケーションツールと
するのか検討します。

商圏分析や人口動態に加え

地域特性(車社会、スタジアムや学校などの公共施設)を調査します。

トレンドとしては、食の安全や地産地消や糖質オフダイエットや

熟成肉・赤身肉に加え、インスタ映えなどが挙げられます。

市場としては、中食やBBQなども検討に加える余地があるのか検討します。

【A】

何かしらの設備や技術に独自資源があると予想されます。

また、それらを裏付けるものがあると他社への訴求に繋がります。(HACCPやISO関連など)

理念や文化や教育体制やステークホルダーとの関係性で、独自資源になり得るものがあるか振り返ります。

例えば、独自の仕入ルートや顧客管理台帳などが挙げられます。

【S】

値段・品質・サービス。

一頭買いによる希少部位や豊富な品揃え。

ブランドロイヤリティが高い。

従業員のモチベーションが高く、接客や提案活動が旺盛。

また、ステークホルダーに「不」をヒアリングして、弱点を克服することも必要になります。

【C】

ペルソナをはっきりと見立て、ストーリー立て

いつ、何が必要になるか検討します。

例)

新興住宅地に住む夫婦と子ども1人の若い家族。

子どもが独立したばかりの高級住宅街に住む夫婦。

【S】

店のたたずまいは、どうあるべきか。

オープンキッチンとするべきか否か。

ユニフォームや接客の仕方に加えて

棚割りやPOPや商品パッケージなど顧客との接点で何を発信するか検討します。

これら5つに一貫性を持たせつつ、何を実施するべきか検討します。

『白いネコは何をくれた?』(2012,佐藤義典)