漸進的な改善などにおいては、シングルループ学習が有効になりますが、それだけでは組織が劣化したり、同質化の圧力が強くなるといった事態となってしまいます。
重要な戦略転換や問題になりそうな事態が発生した際に、相談した相手から本来あるべき反対意見が出てこなかったらどうしますか?
カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・チャットマン教授の調査では、お世辞が逆効果となる限界点を探ろうとしたが、なんと限界点が見つからなかったようです。たとえ見え透いていても効果があるとの調査結果もあります。そのような事実が存在することを認識した上で、人材育成に取り組んで頂きたいと考えます。気づいたらNo.2が育っていない、周りにイエスマンしかいなかったという事態にならないように組織運営に取り組んでください。また、外部コンサルタントをスポットで活用することも一案であると考えます。(最後は宣伝です)